勉強における「瞬発力」について

 普段生徒が問題をどのように解いているか?ということを私たち講師は常に気にしています。(というか講師として生徒の様子を気にすることは責務だと思いますね)するといろいろな発見をすることになります。今回はその発見から私が思ったことを記したいと思います。

 その生徒はその時「助動詞will」という単元名が書かれたページの問題を解いていました。未来を表す助動詞willは一般的には中学校2年生が学習する英語の単元の一つです。その生徒は自己採点を終えたので私がチェックしようと問題集に目をやるとバツが付いている問題がありました。バツが付いている理由はその問題だけが時制が「未来」ではなく「現在」だったからのようです。それについて生徒と話をしていると「未来を学習する単元なのに何で現在が出てくるの?これひっかけ問題?それともいじわる問題?」というコメントが。私はその生徒に「問題文をちゃんと見ないのが悪い!それにいくら未来を扱うページだからってそれ以外の時制も織り交ぜないと勉強にならないでしょ?ずっと解答欄にwill・will・will・will・willって書いていたって勉強にならない!!」と返しました。問題を解きながら瞬発力でパターンが変わったことに気づければ良いのですが・・・・。

 よくクイズ番組で「日本一高い山は・・・・・」に対して解答者が慌てて「富士山!」と答えると「そう!富士山ですよね。では2番目に高い山は?」なんてタイプのものがありますよね。瞬発力だけでは正解にたどり着けないわけです。でもクイズ王なんかがコツについて「クイズのパターンを把握することから始める。そしてパターンが読めたら関連知識を総動員すること」と言っていました。つまり先ほどのパターンを読み解くと「一番最初に出てきたもの(富士山)はその問題で問われていることではない」というパターンです。だから一番最初にでてきたものを聞きながら「では日本で2番目は?世界で1番目は?」など関連知識を視野を広げて考えることが大切ということだそうです。

 この事例からいえることは勉強における「瞬発力」はパッとひらめくようなものではなく「綿密な戦略を事前に立てること」ということです。事前に下調べをして戦略を練らないと瞬発力は生まれないでしょう。先ほどの中学生のエピソードはまさに勉強における「瞬発力」が出ていない証拠です。何も考えず「will・will・will・will」と書いていれば突然時制が変わったことに気づくことはできないはず。ぜひ皆さんも事前に戦略を練って問題に取り組みましょう。ちなみに日本で2番目に高い山は山梨県にある「北岳(きただけ)」で約3193mとのことです。

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