テスト対策授業。
開智塾新富士教室では、来週行われる中学の定期試験に向けて対策授業を行っているのですが、子供たちにテスト勉強をさせるにあたっていつも困ることの一つに「重要な用語や事柄を覚える」というのがあります。
覚えなければならない事柄は結構たくさんあるので、塾で覚える作業をするのは時間がもったいない。で、「これは大切だから家でしっかり覚えて来いよ~」と言うのですが、そう簡単に覚えられないですよね。「覚え方がわからない」という子供も多いですよね。
昔は、そういう子には「鶴の恩返し記憶法」というのを推奨していました。私のオリジナルではなく、ある本に書かれていたことをパクっただけなのですが…
要するに、集中して、覚えたい事柄を殴り書きでもよいので、何度も書き、声に出してそれを読む。脳、手、耳、目など体のいろんな感覚を総動員して覚えていく、というものです。なぜ「鶴の恩返し」かというと、一心不乱にブツブツ言いながらノートに何かを書きなぐっている姿は(おかしくなったと思わるので)家族にさえ見せられない。それで始める前に家族に「見ないでね」と言っておくから…。
最近は様変わりして、いろいろなツールが使える時代になったので便利になりました。現在、試験的に導入しているのがモノグサというアプリです。名前は何となく怠け者的な感じですが、AIが効率よく記憶を手助けしてくれる、というスグレモノで、古い人間の私は半信半疑ですが、子供たちはすんなり受け入れているようです。
効果のほどがわかるのはテストの結果が出てからなのでしばらく先ですが、「鶴の恩返し記憶法」よりはよほどマシなのは間違いないようです。